2026年8月12日

【制作秘話】ぺりぺり付ダイが発売されるまで その1

こんにちは。

越後屋emikoです。



8月1日にワンダーハウスさんから発売された


ぺりぺり付ポチ袋とぺりぺり付ミニ封筒のダイ。





私が設計・デザインしたものです。


でも私は単なる趣味でカードメイキングをしている人であって、デザイナーではありません。


なのにどうしてこんなことになったのか?


今回はその制作秘話をここに残しておこうと思います。(長いです)




事の始まりは2025年春。


私がワンダーハウスさんへお買い物に行った際、社長さんが私のインスタグラムをフォローしてくださっていたことが縁でワンダーティーチャーズへのお誘いを受けたことからです。(インスタグラムのDMから来店予約をしたので私とインスタグラムが結びつき、気付いてくださったんです)


その後 微力ながらワンダーティーチャーズに参加させていただくことになり、この機にワンダーハウスのアソシエイト講師兼スタッフである大北さんとやり取りをすることが増えました。


大北さんはとても気さくで優しい方。なのでおしゃべりついでに以前から気になっていた「自分でダイを作るといくらかかりますか?」という質問をさせていただいたんです。


私は前からポチ袋作りが好きで、折り紙サイズの紙を使って作っていました。


でもいつか同じようで違うタイプのポチ袋が作れたらいいな、と思っていたので、いっそ自分で作ってみようと思ったんです。


その時にはもうぺりぺり付のポチ袋とぺりぺり付のミニ封筒が欲しいと思っていました。


すると大北さんから「1万6千円~になりますね。ダイの複雑さによって値段も変わります。」と言われました。


1万6千円かぁ…。


しかも2種類欲しいので、合わせると3万2千円…。


ぺりぺり部分は複雑なので値段は更にかかるだろうなぁ…。


そりゃそうだよね。


1個だけでもダイを作るのに工場が動くんだもんね…。


これは諦めようと思っていたところ、大北さんが「どんなダイですか?」と聞いてくださったんです。


で、ぺりぺり付のダイが欲しいことをお伝えしたら「そのアイデア、よかったら会社から製品として発売しませんか。」と提案くださったんです。


それならサンプル品をくださるので実質無料でぺりぺり付ダイが手に入るとのこと。


やったー!ぜひぜひ!


ということで製品化への扉が開いたんです。



でも、私は全くの素人。


何から手をつけていいのかわかりませんでした。


でも図面をお渡ししないとイメージが伝わりません。


そこで、まずは手書きでイメージを書いてみました。


初めは既存のワンダーハウスさんの製品にぺりぺりがつけばいいな、くらいで考えていました。


めっちゃ下書きですがそこはスルーしてください。


ちなみにこの段階ではぺりぺりのつまみ部分用ダイもセットでつけたいと思っていました。


マスキングテープを引っ張る時にも使える矢印やHEREって文字やハートなどの引手専用ダイも欲しいと思っていたんです。


でもつまみ用ダイは小さすぎるのと価格がその分高くなるということでボツ。


で、この図面からあれこれやり取りをしまして


サンプルダイ1号が出来上がってきました。


やったー!


で、試しに作ってみたところ


こんな感じで


できたんですが


よく見ると


持ち手がポチ袋からはみ出てるんです…。


これはヤダなぁ。


細かなことは口頭でお伝えしていたんですがうまく伝わっていませんでした。


しかも


全然


ぺりぺりできない…(涙)


これはさすがに作り直していただきたい、ということになり


改めて図面を作ることになりました。


時代は手書き図面ではないということも分かったので(遅いって言わないで)


苦手なパソコンを駆使して作ってみました。


現地のデザイナーさんの図面も参考にあれこれしまして


サンプルダイ2号ができてきました。


これ


一見良さそうなんですが


ぺりぺり部分が


点線になってる…。


確かにパソコンではぺりぺりが上手く描けなくてその部分だけ手書きの図面で書いて送ったんですが


まさかの点線仕様になっていました。


でも、もしかしたらぺりぺりできるかもと思って作ってみました。


まず


はい、ちゃんと


ぺりぺりの持ち手は


はみ出ていません。


ここはよし。


でもぺりぺりしようと引っ張ったら


全然できませんでした…。


そりゃそうか。


単なる点線だもんね。


ここでもう大北さんや現地のデザイナーさんとのやり取りは半年以上経過。


くー、色々細かなことを言って申し訳ないけどちゃんとしたぺりぺりが作りたい。


そこで、1から図面を見直して設計し直すことにしました。


大北さんからは「次で最後にしてもらっていいですか?」と優しく言われていたので背水の陣です。


それから色々自分なりに考え、周りのクラフト友達にもアドバイスをもらい、「これ!」という図面が頭の中で完成しました。


でも、この頭の中の図面をどうやって形にするか。


今まで私の作った図面がしっかりできていなかったのでデザイナーさんへの口頭での伝達にズレが出ていたのです。


さぁ、困った。


ここで旦那さんにお願いすることにしました。


私がワークショップを始めたのは旦那さんが背中を押してくれたからなんですが


いつもは家族のために仕事を頑張っている旦那さんにあまり私の趣味の話はしないようにしているんです。(ま、結局バレバレなんですけどね。)


でも今回はお願いして作ってもらうことにしました。


旦那さん、できるんです。


で、ここで私なりに考え抜いた


今回発売されたダイの設計図が仕上がりまして


皆さんへお届けする製品になったという訳です。



これが大まかな製作工程の裏側でございます。




では次に、私がこのダイを作るにあたりこだわって設計したポイントをお伝えしたいと思います。


まずぺりぺりの持ち手が


きのこ型、というところ。(可愛いでしょ)


次に


ぺりぺり始め部分はカットしてあるのでそこを押さえてぺりぺりできるようにしたところ。


あとは折り紙サイズの紙でできるサイズにしたところと


できるだけ余分な紙がでないようにダイのサイズを広げたところです。


折り紙(15×15㎝の紙)に対して広げられるギリギリのサイズで設計させてもらいました。



最後に全体的に丸みを帯びた形にしたのもポイントでございます。





やー、ここまで長かった~!


約1年かかりました…。



それにしても、頭にあるだけのアイデアだったものが形になるなんて!


こんなことが起きるんですね。


根気よく話を聞いてくださり付き合ってくださった大北さん、それを見守ってゴーサインを出してくださった社長さんには感謝しかありません。




そしていよいよ2026年8月1日に発売が決まりました。



そこで私はもう1つ新しいことをやると決めました。



それが動画作成です。



これもあれこれ奮闘したので次回のブログへ残そうと思います。




ここまで読んでくださった方は「次回もあるんかい」と思われると思いますが、もう少しemikoのドタバタ思い出話にお付き合いくださいね。







【お知らせ】


8月28日(金)にクラフターズプレイスさんでポチ袋ブック作りワークショップを開催します。→詳しい内容記事


申し込みはインスタグラムDMにて私までお願いします。




皆さんのお越しをお待ちしています。





ではでは。





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